人一倍痛む場所が、他者を助ける場所になります。
ビッグ3と十の天体のほかにも、チャートには心の奥深い性質を映し出す特別な点がいくつかあります。その中でもよく見る二つ — カイロン(⚷)とリリス(⚸)に出会ってみましょう。
カイロンは「傷ついた癒し手」という愛称を持つ小さな天体です。自分が人一倍痛みを感じ、不得意な部分を指し示しています。ところが不思議なことに、まさにその痛みのある場所が人を助けられる場所になります。同じ痛みを経験しているからこそ、その気持ちを誰よりもよく理解できるのです。だからカイロンは欠点ではなく、抱きしめれば人まで癒す種なんです。
リリスは月の軌道上で地球からもっとも遠い地点です(ブラックムーン・リリス)。飼いならされない本能・欲望、他人に合わせない本当の自分を意味します。抑え込めば重苦しい影として残りますが、認めて自分のものとして受け入れれば、堂々とした魅力と力になります。リリスも悪いものではなく、正直な自分のひとかけらというわけです。
二つの点はどちらも怖がらせる対象ではありません。カイロンは「ここが痛いけれど、だからこそ人を助けられる」、リリスは「これが押し込めてきた本当の自分だ」と、優しく教えてくれるサインとして読むのがぴったりです。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。