外側・内側・向かう方向を分ける三つの座標、それが太陽・月・アセンダントです。
西洋占星術で自分を理解するための最も太い骨格を「ビッグ3」と呼びます。まさに 太陽・月・アセンダントの三つです。四柱推命で日干(自分を表す文字)が中心になるように、占星術ではこの三つを最初に押さえると、自分の性格の大きな輪郭が見えてきます。
「あなたは何座ですか?」と聞かれたときによく言う星座は、実は太陽星座一つだけなんです。でも人はそんなに単純ではありませんよね。表向きの自分、内側で感じる自分、なりたい自分が少しずつ違うから。だから太陽だけを見るのではなく、三つの座標を重ねて見てこそずっと立体的な自分が見えてきます。
まず太陽☉は「自分の本質」です。自分がどんな人間なのか、何に向かって輝きたいのかを教えてくれます。自我・アイデンティティ・人生の方向性といった、いちばん中心となる核なので、年齢を重ねるほどこの太陽の色が濃くにじみ出てきます。
月☽は「自分の内心」です。人にはあまり見せませんが、一人でいるときに感情を感じたり、癒されたりする方法がここに表れます。子どもの頃の癖や無意識の反応、何にほっとするかも、月が教えてくれます。表向きは元気でも内側は繊細な人のように、太陽と月が違うと表と内側の温度差が生まれるんです。
アセンダント(Ascendant)は 「第一印象」です。人と初めて会ったときに感じる雰囲気や、世の中への向き合い方、表面にまとっている服のようなものです。アセンダントは生まれた瞬間に東の地平線に昇っていた星座なので、同じ日に生まれても時刻が違えば変わります。だからアセンダントは正確な出生時刻がないとわからないんです。
三つを一文でまとめるとこうです。太陽は核、月は内心、アセンダントは玄関ドアです。三つの座標が同じ星座に集まっていれば、表裏一貫したはっきりした人ですし、それぞれ違っていれば、その分いろいろな面を持つ立体的な人です。どちらであっても良い悪いはありません — すべて自分自身なのですから。
占星術のビッグ3は決まった運命表ではなく、自分をいろいろな角度から映してみる参考程度の鏡です。「ああ、自分は表向きはこう見えるけれど、内側ではこういうことにほっとするんだな」と、自分を優しく理解するために気軽に使ってみてください。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。