天体が「何を」、星座が「どんな色で」を語ります。
ビッグ3(太陽・月・アセンダント)が大きな骨組みだとすれば、ここからは残りの肉づけをする番です。自分の出生図には、太陽・月を含めて十天体があります。それぞれの天体は心のある機能を担う俳優だと考えると分かりやすいです。そしてその俳優がどの星座の衣装をまとっているかが、演技の色を決めます。つまり天体が『何を』、星座が『どんな色で』表すかを教えてくれるのです。
十天体は、太陽からの距離によって三つのグループに分かれます。太陽・月を除いた残りのうち、内側にある 個人天体は水星・金星・火星です。自分に近いぶん、性格に直接色をつけます。 水星は考えて話す方法、金星は愛と好み、火星は欲求と行動力を担当します。
もう少し外側にある社会天体は木星・土星です。個人を超えて世の中とどう関わるかを扱います。木星は拡大の力です。広げ、育て、信じさせてくれますが、行き過ぎると誇張や過剰になることもあります。土星は圧縮と構造化の力です。締めて限界を引く代わりに、そのおかげで粘り強さ、熟練、長く続く構造をつくり出します。よく『木星は幸運、土星は試練』と単純化されますが、実はどちらも良いだけでも悪いだけでもないのです。方向が拡大か構造化かというだけの違いです。
一番外側にある世代天体は天王星・海王星・冥王星です。とてもゆっくり動くので 同じ時期に生まれた人たちが共有する気質です。天王星は変化と個性、海王星は夢と精神性、冥王星は深い変容を意味します。だからこの三つは、個人の性格というより自分が属する世代の大きな流れとして読み解きます。
まとめると、同じ『火星』でも、おひつじ座の衣装をまとえば火のように猛烈に押し進み、うお座の衣装をまとえばそれとなく染み込んでいくというように、まったく違ってきます。だから十天体がそれぞれどの星座にあるかを見れば、自分の心の俳優たちがそれぞれどんな色で演じているかが、一目で描き出せるのです。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。