天府・太陰・貪狼・巨門・天相・天梁・七殺・破軍を続けて見ていきます。
残りの八星、天府系です。天府星の位置が定まれば、この八星が規則に従って配置されます。紫微と天府、この二星が命盤の二つの軸というわけです。
大きく広げる代わりに、何が起きても底が残るよう支える役割です。
蔵に当たる星です。稼ぐことより守り、蓄えるところで力が湧き、そばの人まで包み込む立場です。
強み 包容力と管理の感覚、揺るがない安定・偏ると 守ることに重きが置かれ、新しい局面に足を踏み入れるのが遅れがちなところ
蓄えたものが急に揺らいだり、備えのないまま局面がひっくり返ったりするとき、大きく不安になります。
目立たないところで気を配り、場が回るように支える役割です。
内側を照らす月の星です。表に出さず静かに見守り、美しいものや細やかなものを見分ける立場です。
強み 繊細な感覚と審美眼、目立たず蓄える堅実さ・偏ると 心が敏感で、内へ沈み込みやすいところ
手荒に扱われたり、無理に内面をさらけ出さねばならないとき、内側へ大きく萎縮します。
沈んだ場に活気を吹き込み、人を呼び集める役割です。
いくつもの方向へ広がる欲望と才能の星です。人を引きつけ、新しいものにすぐ手を伸ばす立場です。
強み 社交性と多才さ、場を生き返らせる活力・偏ると 関心があちこちに散らばり、一つの場に留まりにくいところ
同じことが繰り返され、目新しさがなくなるとき、最も早くしぼんでしまいます。
誰もがそのまま流す場で、一人だけ手を挙げて改めて問う役割です。
言葉と探究の星です。表面だけ見て流さず、内側を問い詰めて結局は底の底まで確かめる立場です。
強み 分析力と弁舌、一つの分野を深く掘り下げる専門性・偏ると 問い詰めるあまり言葉が先立ち、誤解を招きやすいところ
根拠なく押し通したり、うやむやにして済ませたりする場で大きくもどかしくなります。
どちらが正しいかを見極めるより、場が回るほうを選ぶ役割です。
そばで助け、間を整える星です。自ら王になるというより、王を立てて場を整える立場です。
強み 信義と調整力、どこに置いても馴染む品格・偏ると 周りに合わせるうち、自分の思いを後回しにしがちなところ
双方が争う中でどちらかの味方をしろと迫られるとき、最も困り果てます。
後始末を代わりに引き受け、誰も口にしたがらないことを先に言い出す役割です。
年長者の役目を果たす星です。困難な場面で前に立ちはだかり、守るべき一線を教える立場です。
強み 責任感と困難を乗り越える力、人を教え見守る心・偏ると 気にかける心が先立ち、干渉に映りやすいところ
原則もなく物事が流れていくのを黙って見ていなければならないとき、最も耐えがたくなります。
誰も名乗り出ないとき、真っ先に手を挙げる役割です。最初の一歩が必要な場で力を発揮します。
行き詰まりを打ち破る星です。損得を計算する前に動き、一人でも先頭に立つことを恐れない立場です。
強み 決断力と独立心、危機でこそかえって生きる粘り強さ・偏ると 速さのあまり周囲とぶつかり、一人で背負い込みやすいところ
手順が長く、物事が進まない場で最も大きくもどかしくなります。
手直し程度では済まない場を、いっそ壊して一から建て直す役割です。
古いものを壊し、新たに築く星です。今ある場を守るより、局面を作り替えるところで力が湧く立場です。
強み 開拓する気力と、正面からぶつかる度胸・偏ると 新しく築く代償が大きく、浮き沈みが生じやすいところ
古いやり方をそのまま守れと言われる場に長く縛られると、最も大きくもどかしくなります。
この中で特によく一緒に語られる三星が七殺・破軍・貪狼です。命盤ではいつも三合でつながっているので「殺破狼」と呼びます。三星ともに盤を揺さぶる側の星なので、この軸が強いと人生に変化が多いと見ます。安定がないという意味ではなく、動きながら居場所を探す質に近いのです。
反対側には紫微・天府・廉貞・武曲・天相が作る軸があります。こちらは打ち立てて守る性質です。どちらが優れているというよりも、自分の命盤がどちらの軸に重みを置いているかを知ることが、読み解く助けになります。
天府は蔵、太陰は内を照らす月、貪狼は幾筋にも伸びる欲望、巨門は問いただす言葉、天相は傍らで整える手、 天梁は大人としての役目、七殺は突破、破軍は壊して新しく築く力です。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。