紫微・天機・太陽・武曲・天同・廉貞、その結びを一か所で。
紫微斗数の中心には十四の主星があります。これらの星がどの宮に座るかが、解釈の大部分を決めます。十四星を一度に覚えようとすると大変なので、配置の規則に沿って二つに分けてみましょう。
まず紫微系列六星です。紫微星の位置が定まれば、残りの五星は規則に従って次々と配置されます。だから紫微がどこに座るかが、命盤全体の最初のボタンになります。
場が揺れるときにどちらへ進むかを決め、その決定を最後まで背負う立場です。
群れの真ん中に立ち、方向を定める星です。自ら進んで前に出るというより、自然と中心へ押し上げられていく立場です。
強み 品格と統率力、大事の前でも揺らぎにくい肝っ玉・偏ると プライドが先立ち、人に頼るのが苦手なところ
志がたびたび挫かれたり、下の立場に置かれたりするとき、最も気力を損ないます。
自ら選ぶわけではありませんが、選べるように選択肢を用意しておく役割です。
頭の回転が速く、思案が絶えない星です。前面に立つというより、そばで局面を読み取る参謀の立場です。
強み 企画力と機転、他人が気づかない手を見つける目・偏ると 考えが長引き、決断が遅れがちなところ
考える暇もなく、すぐ答えを出せと迫られるとき、最も苦しくなります。
暗いところを照らし、周りが自分の道を見つけられるようにする役割です。
外へ向けて照らす星です。自分のことより人に分け与え、前に立つところで力が湧く立場です。
強み 公正さと施す心、前に出ることをためらわない気力・偏ると 自らを燃やして人を照らすうち、当の自分が疲れてしまうところ
認められないまま与え続ける立場が長く続くと、急速に消耗します。
始めたことがうやむやにならないよう、最後を締めくくる役割です。
決めたことを最後までやり抜く星です。言葉より結果で語り、数字や実物を扱う感覚を持つ立場です。
強み 決断力と実行力、財を実際につかむ感覚・偏ると 表現が硬く、気持ちが伝わりにくいところ
結論のないまま話ばかり長引く場では、最も早く疲れてしまいます。
尖った場を丸くし、人が長く居られるようにする立場です。
角のない、丸い星です。争わず流れに乗り、その素直さがかえって福を呼び込む立場です。
強み 楽天的な気質と、人を心地よくさせる親しみやすさ・偏ると 居心地のよいほうに留まり、押すべき時を逃しやすいところ
争わねばならない場や、きっぱり断らねばならない場で大きくつらくなります。
緩んだ場に改めて線を引き、一度手にしたものは最後まで掘り下げる立場です。
原則と情熱が一つに同居する星です。守るべきことは几帳面に守りながらも、内側には熱いものが巡る立場です。
強み 規律を打ち立てる力と、一度掴んだら離さない集中力・偏ると 一方に大きく傾き、温度差が激しくなるところ
原則が揺らいだり、あいまいなまま済まされたりするのを見るとき、最も耐えがたくなります。
六星を大きくまとめるとこうなります。紫微は中心に立ち、天機は傍らで頭を働かせ、太陽は外に向けて照らします。武曲は押し進み、 天同は争わず流れ、廉貞は原則と情熱を併せ持ちます。
一つ、押さえておきたいことがあります。これらの星に良い星・悪い星はありません。紫微が入っているからといって万事うまくいくわけでも、廉貞が入っているからといって荒れるわけでもありません。どの宮に座り(宮)、どれほど楽な場所にいるか(明るさ)、どんな印が付いているか(四化)が合わさって決まります。次の単元がその話です。
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