枠ごとに天干が付いています。その天干がまた四化を放ちます。
命盤をよく見ると、枠ごとに地支の横に天干が一つずつ書かれています。戊寅、己卯、庚辰……という具合です。これまでは何気なく見過ごしていたかもしれませんが、この天干には別の役割があります。
15単元で四化を学びましたね。生まれた年の天干が四つの星に禄・権・科・忌を乗せると。ですが、天干であれば誰でもその働きができます。つまり十二宮に付いた天干も、それぞれ四化を放ちます。これを宮干四化(きゅうかんしか)、あるいは星が飛ぶということで飛星(ひせい)と呼びます。
原局四化:生まれた年の天干が放ちます。命盤全体でちょうど四つです。
宮干四化。十二宮の天干がそれぞれ放ちます。宮ごとに四つずつなので、はるかに細かくなります。
ここで紫微斗数の見え方がもう一段階変わります。ここまでは「どの宮にどの星があるか」を見てきました。静止した絵でした。宮干四化はどの宮がどの宮を向いているかを見ます。絵ではなく矢印になるのです。
読み方はシンプルです。A宮の天干が放った四化がB宮の星に付けば、AはBと絡み合っていると見ます。夫妻宮が財帛宮に向かえば、縁とお金が互いに絡み合っているという具合です。どちらが原因というより、一緒に動くに近いものです。
特に注目すべきケースが自化です。その宮の天干が放った四化が同じ宮の中の星に付くというものです。外へ出ていかずその場で回っている形なので、昔の人は「自らを燃やす位置」と見ました。力が内側で消耗され、外に出にくいという意味です。
正直に言うと、ここから先は流派ごとに読み方がかなり分かれます。飛星を中心に据える流派が別にあるほどです。だから「こうならこうだ」と言い切るのは難しいところがあります。今の段階では命盤の天干が、単なる飾りではないということ、そして宮と宮が互いにつながっているという見方があること、ここまで押さえておけば十分です。
Glowyのレポートでは原局の四化と大限・流年の四化までお見せします。宮干四化は計算いたしません。流派によって結果が変わる領域なので、一つを選んで断定するのは適切ではないと考えました。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。