逆行は悪いものではなく、機能が内側へ向かう結です。
チャートを見ると、天体名の横に逆行(R)の表示がつくことがあります。実際に天体が逆戻りしているわけではなく、地球から見たときにその天体が一時的に後ろに動いているように見える時期に生まれた、という意味です。(太陽・月は逆行しません。)
最も大切な誤解から解いていきましょう。逆行は「その天体が悪い」という意味ではありません。現代占星術では、逆行する天体を機能が内側に向かう結びとして読み解きます。その力をまっすぐ外に使うというより、内側でかみしめ、振り返り、他の人と少し違う方法で表現するということです。だからこそ、かえって深さ・独創性になることもあります。
紛らわしい二つを分けて見てみましょう。出生時逆行は、生まれた瞬間にその天体が逆行していたという 一生続く傾向です。一方、私たちがニュースで耳にする「水星逆行」は今の空のトランジット逆行のことです。誰にとってもその時期だけ訪れる一時的な流れです。この二つはまったく別の話なのです。
伝統的には、逆行以外にも天体の速度(速いか遅いか)、太陽との距離、留(動きが止まって見えるとき)のようなもので、天体の『状態』をより細かく見ることもあります。ただ、入門段階では「逆行 = 内側に向かう機能」くらいを押さえておけば十分です。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。