十二宮5/18中級

十二宮(2) — 目・鼻・口まわりの七つの場所

人と関わりながら生きていく、実際の日常の場面です。

続いて目・鼻・口まわりの七つの場所です。額が大きな方向性を担うとすれば、ここでは人とぶつかりながら生きていく実際の場面を担います。

目・鼻・口の周りに集まった七つの場所。
兄弟宮 (兄弟宮)
両方の眉全体(眉頭から眉尻まで)

兄弟姉妹、広くは同世代や仲間との関係を見ました。眉が目より長く、筋が整っていると円満とされました。

眉は感情表現を大きく左右するので、「周囲との関わり方」を読みました。長くきれいに整っていると関係を長く保つ傾向、短く濃いと必要な相手に集中する傾向です。

田宅宮 (田宅宮)
眉と目の間のまぶた(古典の多数説は「目そのもの」)

住まいと相続、自分の居場所を見ました。

「自分の場所をどれだけゆったり使うか」で読みます。まぶたが広いと余裕があって包容力のある印象、狭いとはっきりして引き締まった印象を与えます。不動産の予言はしません。

現代の実務書はまぶたに絞って使いますが、古典の多数説は目そのもの(左目=太陽、右目=太陰)を指します。

男女宮 (男女宮)
両目のすぐ下、臥蚕(涙袋)とその下の涙堂

子どもと家庭、近しい関係を見ました。ふっくらしていると良いとされました。

笑うときにいちばん先にふくらむ場所なので、「近しい人への向き合い方の温度」を読みます。ふっくらしていると表情がよく動いて相手を安心させる傾向、平らだと感情を内に置いて静かに大切にする傾向です。

この場所で胎児の性別を見るという記述もありますが、根拠がないため扱いません。

夫妻宮 (夫妻宮)
両目尻の外側、魚尾(目尻)と奸門(こめかみ側)

配偶者や親密な関係の安定を見ました。ふっくらとして艶があると良いとされました。

目尻は笑うときにいちばん大きく動くので、「親密な間柄での表現の仕方」を読みます。結婚・離婚・死別を予測する場所としては使いません。

もとの名称は妻妾宮ですが、側室を前提とした時代の言葉です。Glowyは夫妻宮と表記します。

疾厄宮 (疾厄宮)
両目の間、鼻筋が始まる山根

健康と体質、コンディションの波を見ました。

顔の正中線が途切れていないかを見る場所です。まっすぐで高いとペースを一定に保つ傾向、低くゆるやかだと周囲の空気を敏感に感じ取る傾向です。病気の予測はしません。

財帛宮 (財帛宮)
鼻、狭くは鼻先(準頭)と小鼻、広くは鼻全体

財産とそれを扱う力を見ました。鼻先がふっくらして小鼻がしっかり包んでいると良いとされました。

鼻は顔の中心軸なので、「自分の資源をどう扱うか」を読みます。鼻先がふっくらしていると実利を大切にして蓄える傾向、鼻筋がまっすぐで高いと自分の基準がはっきりしていて揺らがない傾向です。財産の額ではなく、お金への向き合い方として見ます。

女性の鼻を「夫の座」として読む慣習がありましたが、女性の人生を配偶者に従属させる枠組みのため採用していません。

奴僕宮 (奴僕宮)
顎とその周辺(地閣・地庫)、下顎まわり

目下の人との関係、人を導く力を見ました。

顎は顔の土台なので、「支えとなる力」を読みます。広くふっくらしていると人を包み込んで最後まで責任を持つ傾向、細身だと無駄なく自分の役割を正確にこなす傾向です。

身分制を思わせる響きのため、現代の中華圏では交友宮と呼び替えることもあります。

七つの中で財帛宮(鼻)が最も重い意味を持ちます。先ほど五岳で鼻が中岳であり、四瀆の濟瀆として二度登場したのを覚えていますか。十二宮でも鼻は財帛宮を担います。三つの体系すべてで、鼻が中心であり、人相学が鼻をどれほど重要視していたかが分かります。

名前についてもう一つだけ触れておきます。夫妻宮のもとの名前は妻妾宮でした。名前自体が 妾を持つことが前提時代の用語なのです。目に近い側を本妻、髪の生え際に近い側を妾として分けて見ることまでありました。Glowyは夫妻宮と呼びます。奴僕宮も身分制のニュアンスがあるため、最近は交友宮と呼び替えるところが増えています。

最後に、最も大切な姿勢を一つだけ。十二宮は十二を一つずつ採点する表ではありません。どの宮が良い悪いということではなく、この顔はどの領域に重心が置かれているかを読み解く地図です。先の五岳の単元で「一箇所の造作が良いかどうかではなく、五つが互いに調和しているか」と言ったのと同じ原理です。

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伝統的な人相学に基づく参考・娯楽目的のコンテンツです。外見に順位をつけたり、決まった運命を明かすものではありません。

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