目一つで残り四つを合わせた重さだとまで言われました。
目は五官の監察官(かんさつかん)です。観察し判断する部位のです。ですが五官の中でも、目は格が違います。古い文献は目一つが残り四つを合わせた重さとまで言いました。人相学において目は 最も重みのある、たった一つの部位なのです。
なぜでしょうか。目だけが自ら動いて相手のほうを向く部位だからです。鼻と耳はじっとしていて、口は話すときだけ動きますが、目は起きている間ずっと向きを変えます。だから昔の人は、形よりも先に 目の光を見ました。澄んでいるか濁っているか、視線がとどまるか揺れ動くかを、です。
選ぶときはまず縦の幅から見てください。上下の開き具合が大きければ大きい目、狭ければ細い目です。次に横の長さを見ます。二つを組み合わせれば、上の五つのうちのどれかに自然と当てはまります。
選んだものは保存され、最後の総合単元でまとめて読み解きます。いつでも変更できます。
同じ大きさでも、目頭と目尻の高さの差で印象が大きく変わります。笑っていない状態で、二つの点を仮の線で結んでみてください。
目頭と目尻を結んだとき、目尻側がはっきりと上にあります。
自ら立つ力が強い相と見ました。自尊心がはっきりとしていて挑戦の前でも退かず、新しいことを切り開く立場が似合うと読みました。
目頭より目尻が下がっていて、笑っていなくても穏やかな印象に見えます。
人を包み込む相と見ました。思いやりが深く信頼を得やすいので、教えたり世話をしたりする仕事とよく合うと読みました。
目頭と目尻の高さがほぼ同じで、目が横にまっすぐ並んで見えます。
偏りの少ない相と見ました。感情の振れ幅が大きくなく判断が一貫しているため、間に立ってバランスを取る役割が得意だと読みました。
眉と目の間にゆとりがあり、少しふっくらと膨らんでいて、指一関節分以上の余裕があります。
この位置が十二宮の田宅宮にあたります。住まう場所をゆったりと守る相と見て、情に厚く表現が豊かだと読みました。
眉と目の間が狭く平らで、眉が目に近く付いているように見えます。
自ら居場所を作っていく相と見ました。一か所にとどまるよりも移動しながら広げていくタイプで、変化に素早く適応する力があると読みました。
目の下の臥蚕と目尻のうるおいについては、桃花の単元ですでに詳しく取り上げました。そちらは 引きつける力が生まれる場所を見る視点で、こちらは観察して判断するやり方を見る視点です。同じ目でも、何を尋ねるかによって読み取る層が変わるというのが、人相学の面白いところです。
最後にもう一つ。二重整形は人相を変えません。 正確には、古典が目から読み取ろうとしたのは瞼の線ではなく、眼差しと視線のありかたでした。形は変わっても、それは変わらず残ります。だから形は参考程度にとどめて、自分の目がどこに長くとどまるかをあわせて考えてみるとよいでしょう。
伝統的な人相学に基づく参考・娯楽目的のコンテンツです。外見に順位をつけたり、決まった運命を明かすものではありません。