チャートの本当の主人公、九つの惑星に出会います。
ヴェーダ占星術の解釈における本当の主役は九惑星、ナヴァグラハ(Navagraha)です。ラーシが舞台の「性格」だとすれば、その舞台の上で実際に演じる役者がこの九つです。七つの古典的な惑星に、ラーフ・ケートゥという二つの影のポイントを加えて九つになります。
各惑星には担う役割(カーラカ)があります。スーリヤ(自我・父)、チャンドラ(心・母)、 マンガル(勇気・兄弟)、ブダ(知性・言葉)、グル(知恵・師・財)、シュクラ(愛・配偶者)、 シャニ(責任・時間)……という具合です。ラーフは見慣れない欲望を増幅し、ケートゥは反対にそれを手放して超然とさせます。
また、惑星ごとに生まれ持った性質(自然的吉凶)があります。木星・金星は優しく助けてくれる吉星、 土星・火星・太陽・ラーフ・ケートゥは厳しく鍛えてくれる凶星と見ます。月・水星は隣の惑星の色に染まる中立です。(凶星だからといって悪いわけではなく、優しく助けるか、厳しく押して育てるかの違いです。)
また、それぞれの惑星には自分のラーシ(支配ラーシ)があり、特に力が強まる高揚ラーシと、緊張が高まる 減衰(衰落)ラーシが定まっています。例えば木星は蟹座で高揚します。
ここで大事なことが一つ — 惑星を「木星は学びと幸運」のように意味だけ暗記してはいけません。同じ木星でも 自分のラグナが何かによって、支配するバーヴァが変わりますするため、実際に働くことが変わってきます。だから ラグナロード・バーヴァロード・ディグニティまで続けて学んで、初めて「自分の木星」を読めるようになります。(まさに次の章がそれです。)
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。