「木星のダシャー=無条件に幸運」ではない理由です。
前に自然的な吉凶を学びましたね。木星と金星は吉星、土星と火星などは凶星です。でも、ここに反転があります。自然吉星が自分にとって常に良い役割を果たすとは限りません。
秘密はラグナです。ラグナが何かによって同じ惑星が支配するバーヴァが変わり、そのバーヴァの性質がその人にとって実際に良い惑星かどうか(機能的吉凶)を決めます。良い部屋(トリコーナ1・5・9)を支配すれば機能的吉星に、難しい部屋(6・8・12)を支配すれば機能的凶星になる、という具合です。
特にケンドラ(1・4・7・10)とトリコーナ(1・5・9)を同時に支配する惑星があれば、その惑星はヨガカラカと呼ばれる最高の吉星になります。ラグナごとにこのヨガカラカは変わります。例えば蟹座・獅子座ラグナでは火星が、天秤座・牡牛座ラグナでは土星がヨガカラカになります。
これを知ると、単純な解釈から抜け出せます。「木星ダシャーだから必ず幸運、土星ダシャーだから必ず苦労」ではありません。 その惑星が自分のラグナでどのバーヴァを支配し、どんな状態にあるかによって、ダシャーの結果はまったく変わってきます。人によっては土星がむしろヨーガカラカで、土星ダシャーが人生最高の時期になることもあります。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。