惑星のない部屋も、その視線によって影響を受けます。
西洋占星術にアスペクト(角度)があるなら、インド占星術にはドリシュティ(Drishti)、すなわち「惑星の視線」があります。惑星が自分の位置から他のハウスを見つめ、影響を投げかけるのです。
基本ルールは一つです。すべての惑星は、自分の位置から数えて七番目のハウスを見つめます。ただ、三つの惑星は 特別な視線を追加で持ちます。火星は4・7・8番目、木星は5・7・9番目、土星は3・7・10番目の部屋を見ます。(ラーフ・ケートゥの特殊な視線は流派によって異なるため、ここでは基本の7番目のみを扱います。)
なぜ重要なのでしょうか。惑星がその部屋に直接なくても、見ているだけで影響を与えるためだからです。例えば 木星が5ハウス(創造性・子ども)になくても、5ハウスを見ていれば、その領域に木星の知恵と拡張がしみ込みます。土星がある部屋を見つめれば、その部屋に重みと規律が加わります。
ドリシュティがなければ、チャートは互いに孤立した十二の区画の集まりのように見えます。ドリシュティを加えて初めて、惑星とハウスが互いに視線を送り合う、一つの網へとつながります。バーヴァロードがハウスを「結びつける」ものだとすれば、ドリシュティはハウスを「照らす」ものといえます。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。