ベーダ占星術は身体・心・自我を三つの座標で一緒に読み解きます。
ヴェーダ占星術で自分を読むとき、一か所だけを見るわけではありません。三つの基準点を一緒に見ます。ラグナ(上昇宮)、 月、太陽です。この三つがそれぞれ違う層の自分を映し出してくれます。
ラグナ(Lagna、上昇宮)は身体であり、人生全体の構造です。生まれた瞬間に東の空に昇っていたラーシで、現実に実際に生きている自分を意味します。ヴェーダ占星術ではチャート全体を判断する第一の基準枠なので、部屋(バーヴァ)を数える出発点も常にラグナです。
月(チャンドラ)は心です。あなたが世界をどう受け止め、どう感じるか、その認識の機微を見せてくれます。インド占星術ではこの月を特に重要なものとして扱うため、後で学ぶナクシャトラ・ダシャー・サデ・サティはすべて月を基準に回ります。だから「インド占星術は心を見る」と言われるのです。
太陽(スーリヤ)は自我であり生命力です。自分の中の権威、父親、魂が向かう方向を意味します。ラグナが「体」、月が「心」だとすれば、太陽は「核となる自我」というわけです。
ここでよくある誤解を一つ解いておきますね。「西洋は太陽、ヴェーダは月」ときっぱり言われることもありますが、正確ではありません。 西洋の大衆向け占いが太陽星座を好んで使うのとは違い、ヴェーダ占星術はラグナと月を特に重視し、太陽まで含めて読みます。(この三つをまとめて「ヴェーダのビッグ3」と呼ぶこともありますが、これは西洋のビッグ3の構造を借りてきた 現代的な説明です。)
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。