支配の連鎖をたどると、チャートの本当の指揮者が見えてきます。
中級の最後の鍵、それがディスポジター(dispositor)です。天体は、自分が自分がある星座の支配星から「支配」を受けます。その支配星をさらに追いかけ、その支配星の支配星をまた追いかけていくと、支配の連鎖(チェーン)ができあがります。これを辿っていくと、出生図の力の中心が見えてきます。
たとえばこんなふうにつながります。金星が蠍座にあれば → 蠍座の支配星は火星 → その火星が射手座にあれば → 射手座の支配星は木星 → ……このようにずっと辿っていくのです。
この連鎖はどこで止まるのでしょうか?自分の星座にある天体(定座、ドミサイル)で止まります。自分の家にいるので誰にも支配されず、自分自身を支配するからです。この天体を最終ディスポジター(final dispositor)と呼びます。いくつもの天体の流れが最終的にここへ集まるので、出生図の中で特に力のある天体なのです。
もし自分の星座にある天体が一つもなければ、連鎖は2つの天体が互いを支配し合う輪の間を巡ることもあります(相互受容)。どちらにせよ、ディスポジターを辿っていくと「この出生図の本当の指揮者は誰か」が明らかになります。先に学んだチャートルーラーと合わせて見ると、出生図の中心がさらにはっきりします。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。