出生図で強い惑星は、D9でも堅実でしょうか?
ヴェーダ占星術が西洋占星術と最も大きく分かれるポイントがここです。ヴェーダでは出生図ひとつだけを見るのではなく、 人生の特定の領域を拡大して見るための、別の分割図を作ります。これを分割図(ヴァルガ、Varga)と呼びます。
D1(ラーシ)が人生全体の基本構造だとすれば、D9(ナヴァームシャ)は惑星の深い力・結婚・成熟を見ます。 D10(ダシャムシャ)は仕事、D7は子ども、D12は両親……というように分かれます。最初はD1とD9の2つだけ知っていれば十分です。
D9はなぜ特別なのでしょうか。惑星の「本当の体力」を確かめる、二つ目の試験台だからです。出生図で強く見えた惑星がD9でも力を保っているかを確認すると、その力が外見だけ立派なのか、中身まで確かなのかが明らかになります。逆にD1では弱く見えてもD9で生き返る場合は、年を重ねるほど熟していく強さと見ます。
特に注目すべきはヴァルゴッタマ(Vargottama)です。ある惑星がD1とD9で同じラーシにある場合を指し、内と外が一致しているため、特に安定していると見ます。前の章で学んだパダが、まさにこのD9の位置を決めることも覚えておいてください。
本コンテンツは伝統的な命理学・占星学に基づく参考・娯楽目的のものです。