まず五官の地図を広げてから、生え際が描く線を見ていきます。
ここからは部位一つひとつを見ていきます。前の単元が顔全体の大枠だったとすれば、ここからはその枠の中の細部です。順番は上から下へ、額・眉・目・鼻・口・耳・顎です。
まず地図を一つお渡しします。人相学は眉・目・鼻・口・耳の五つをまとめて五官と呼び、それぞれに官職の名前を付けました。人の体を一つの役所と見立てたわけです。
守り、長く保つ力を見る位置です。気が漏れているか集まっているかを、眉の結から読みました。
観察し、判断する位置です。五官の中でもっとも重く見られ、目一つで残り四つを合わせた重さがあるとまで言われました。
見極め、選り分ける位置です。自分の基準がどこに立っているかを、鼻の骨格から読みました。
送り出し、受け入れる位置です。言葉も食べ物もすべてここを通るため、人間関係の通路と見ました。
選んで聞く位置です。外からの情報がどのくらいの幅で入ってくるかを、耳の形から読みました。
お気づきかもしれませんが、額と顎は五官に含まれていません。この二つは器官ではなく区間として扱われてきたからです。額は三停の上停であり十二宮の官禄宮、顎は下停であり地閣です。だからこの二つは「何を司る器官か」ではなく、「顔のどの時期・どの重さを支えるか」として読みます。
額から見ていきましょう。額は相手が最初に目にする面であるため、第一印象のかなりの部分がここで決まります。昔の人はこの場所を初年と方向の座として読みました。広さも見ますが、実際に印象を左右するのは 生え際が描くラインです。
選んだものは保存され、最後の総合単元でまとめて読み解きます。いつでも変更できます。
形とは別に、額が占める面積もあわせて見ました。眉の上に指を横に当ててみると分かりやすいです。
指が四本以上入るか、髪を上げたときに額が顔の3分の1より広く見えます。
考えを広く展開し、まず大きな絵を描く相と見ました。学び、知っていくことに喜びを感じる結です。
指が三本ほど入り、顔を縦に三等分したとき上・中・下がほぼ同じくらいに見えます。
もっともバランスの取れた形と見ました。考えと感情、実行の重みが均等にかかっていて、状況に応じて調整するタイプだと読みました。
指が二本ほどしか入らず、生え際が眉と比較的近い位置にあります。
感覚と直感が先に動く相と見ました。長く考え込むよりも体で当たって覚えるタイプで、関心を持った一つのことに深く打ち込む集中力があると読みました。
縦の高さは普通ですが、こめかみのあたりまでゆったりと開けていて、正面から見ると額が横に長く見えます。
視野が外に開かれた相と見ました。新しい人や新しい場所からエネルギーを得て、自分の居場所をあちこちに広げていくと読みました。
一つ、お伝えしておきます。額は髪型によってまったく違って見える部位です。前髪を下ろせば広い額もこぢんまり見え、上げれば逆になります。ですから見るときは前髪を上げた状態で見る必要があります。また、生え際は年齢とともに後退することもあります。読んでいるのは今この時期の質であって、一生固定された何かを読んでいるわけではないのです。
伝統的な人相学に基づく参考・娯楽目的のコンテンツです。外見に順位をつけたり、決まった運命を明かすものではありません。